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JCパンツになったロリコン教師のボク

2019/1/14更新

1.消しゴム

 いきなりパンツになれたわけではない。
 最初は消しゴムだった。

  ◆

 数学の教科書片手に黒板書きしていると、右手の甲に違和感を感じた。
 突然のことでチョークを落としそうになる。手の甲には何も付いていないし傷も腫れもない。それなのに見えない圧力がキュキュッと手の甲を押してくる。
 痛くはない。それどころか柔らかく心地よい指圧のような刺激。細くて瑞々しい女の子の指の感触。

 心当たりがある。
 一番前の席に座っているユリ。さっきユリの消しゴムを拾って返した時、ボクは願った。「ああ、この消しゴムになりたい!」と。華奢で可憐なユリの手。消しゴムになってその細い指を存分に味わいたい、と。
 ボクの願いは即座に叶った。そう、ボクの手の甲はユリの消しゴムと繋がったのだ。

 ユリは黒板を写し終わると消しゴムを机に置いた。同時に右手の甲の違和感が消えた。こうしてボクの至福の時間は終わってしまった。ガッカリした気持ちを抑えつつ生徒達に数式の説明をする。教師としての仕事を続ける。

「よーし、じゃあこの問題解いてみようか」

 ボクは黒板に計算問題を書いた。生徒達が一斉に解きにかかる。ボクは椅子に座って生徒達を待つ。そしてユリの様子を伺う。

――コトッ、キュッ、ゴシゴシ――

 シャーペンから消しゴムに持ち替えるユリ。きた。消しゴムからボクの手の甲に振動が伝わってくる。また始まった。少女との接触の再開だ。

 三本の指の感触。ぷにぷにの小さな指の腹がボクの手の甲で踊る。押したり、こすったり、撫でたり。力強く、それでいてなめらかに。

『先生、お疲れさま! いつもありがとう! 授業すっごくわかりやすいよ!』

 おとなしくて引っ込み思案なあのユリが、ボクの右手の甲を一所懸命にマッサージしてくれる。キュキュッと、ゴシゴシと、小刻みに、疲れたボクを気遣って指圧してくれる。

 そう! これだ! 女子生徒とこんなことがしたかったのだ!
 こんなふうにイチャイチャしたくて教師になったのに! いざなってみると、そんな夢の世界なんてどこにもない! 世間の目に怯え、親から圧力に耐え、預かったお子様は腫れ物扱い! 女子生徒に手を出そうものなら一瞬で世の中から抹殺される、ハイリスク・ノーリターンな職業!
 それでもボクなりに頑張ってきた。いい先生をコツコツと演じて、ちょっとくらいは生徒たちとふれあったりもできたりして、女子生徒からの告白だって三回ももらったことがある。これって自慢してもいいでしょ。
 だけど食うわけにはいかないんだよ! 終わるから! ボクの人生が! 終わらせられない! 人生賭けられない!
 告白なんかいらない! いい先生のままでいい! 欲しいのは免罪符! 女子生徒に好きなだけ手を出してもいい権利!

 ユリにマッサージされながら思った。これって免罪符的な? 職を失わずに性癖を満たせる的な? 何かわからないけど神様がボクにプレゼントしてくれた的な?
 つまりは、ユリの指を存分に味わってもいい権利? 今だけ存分に味わってもいい権利?

『ちょっと先生! せっかく揉んであげてるのに気持ちよくないの? もういい!』

 ユリは消しゴムを机に置いた。
 ああ! 違う、違うんだ! これから集中しようと思ってたんだ! だから、ユリぃぃっ!

『もう……仕方ないなぁ。ちゃんとユリの指に集中してね?』

 ユリは再び消しゴムを取り、間違った箇所をゴシゴシとこすった。
 ああ! きたきたきたきたっ! いい、いいよ、ユリ! すっごくいい! 雑で力強い感じがすごくいい! もっと、もっとこすってくれぇ! 先生の、先生の手の甲をこすってくれぇ!

 その瞬間、ボクの頭は真っ白になった。

  ◆

「……ぃ! ……せ……せいっ! ……先生っ!」

 男子生徒の声に、ボクは我に返った。

「お、おう!? な、なんだ?」
「……もうみんな終わってるって」
「お、そ、そうか! じゃあ、答え合わせ、するかな!」
「……先生、なんか気持ち悪い顔してたけど?」

 クラスがドッと沸く。

「アハハ、昨日遅くまで映画観てたし寝不足だなこりゃ。さ、答え書くぞ!」

 黒板に向かいながら冷や汗を拭う。ヤバいヤバい。でもまあ、そりゃ気持ち悪い顔にもなるか。ああ、柔らかくて気持ちのいい指だったなぁ……ユリぃ……

 そんな幸福な時間はあっけなく終わった。

 ユリはその後も何度か消しゴムを使った。しかしボクの右手の甲には何も起こらなかった。伝わってこなくなった。
 願っても願ってもあの体験は返ってこなかった。ちょっと強引に消しゴムやシャーペンに触ったりもしたがダメだった。

 時間にして十五分ほどの出来事。
 その奇跡の十五分間は、突然始まり、そして、突然終わった。

  ◆

 その日の夜。ボクは考えていた。
 あの体験、あの感触、至福の十五分。
 そしてボクは、ひとつの結論に至った。

「あれって1日1回なんだ。うん。きっとそうだ。間違いない」

 ボクの名前は佐々木カナタ。
 C組担任、数学教師、性癖はロリコン。

 明日が待ち遠しくて仕方がない。


2.シャーペン

 日は変わって、数学の授業。一時限目はA組。

「はいじゃあ小テストしまーす」
「えー」
「プリント配りまーす。開始の合図まで裏返しておくように」
「えー」

 前列にプリントの束を渡して後ろに回してもらう。ざわめく教室の中、さりげなく、さりげなく目当ての女子の席に近付いて、極めてさりげなくシャーペンにタッチ。そして願う。「シャーペンになりたい!」と。
 右手の甲にじんわりと広がる違和感。きた。成功だ。やっぱり1日1回使える力なんだ。

「はい、テスト開始! 時間は十五分。出席番号と名前を書き忘れないように」」

 合図に合わせて一斉にテスト用紙が裏返される。カリカリと響き渡るシャーペンの音。
 そして、ボクの右手と繋がったシャーペンも持ち上げられた。

  ◆

 シャーペンの持ち主、ナギサ。特段美人というわけではないが、とにかく手の綺麗な少女。小さい頃からピアノを習っていて、指の一本一本がスラリと長い。手を開いたり閉じたりするのが癖らしくて授業中もよくやっている。ナギサが手を動かし始めると、ボクはついついチラ見してしまう。可動域の広いその指の動きはずーっと見ていても見飽きることはない。
 そのナギサの手がシャーペンを通じてボクの右手の甲を握った。背中にゾクリと歓喜が走る。長い指をシャーペンに絡め、プリントにペンを走らせる。ナギサの指圧が、ペン先の振動が、ボクの右手を震わせる。

『どう先生? 私の指、気持ちいいでしょ? 毎日ちゃんとお手入れしてるのよ? わかる?』

 鍵盤を叩くようにボクの手の甲で跳ねるナギサの指。数字を書き、線を引き、カチカチと芯を出す。
 ナギサの手の動きを食い入るように盗み見ながら、そこから伝わってくる生の感触を味わいながら、不謹慎だと分かっていても股間の疼きを止められない。

 ただ……

 なんだよこれ! なんで「手の甲」なんだ!
 いや神様には感謝してるよ? ナギサのあの麗しい指先をこんなふうに味わえる日が来るなんて昨日まで想像すらしてなかったんだから。だけどねぇ、手の甲の感覚なんてたかが知れてるでしょ。少女の指に触れられ、撫でられ、絡まれたって所詮は手の甲。勃つところまではイかないんだよ!

『先生贅沢ねぇ。ほらぁ、これでも……気持ちよくないのぉ?』

 難問に取り組み始めたナギサがクルクルとペンを回す。ピンっと弾かれたペンはナギサの肌を一周して指の間にスポッと収まる。
 ナギサの器用な手の動きに翻弄されるボク。気持ちいい、気持ちいいよぉ! すごいよナギサぁぁ! でもっ! 勃たないっ! 手の甲じゃ勃たない! ああ、せめて、せめて、指だったら! ボクの指で味わえたら! 指で! 指で! ナギサの指を、ボクの指でぇぇっ!

 その時、

(おっ? おぉぉっ!? あぁぁぁっ!!)

 手の甲でモゾモゾしていたナギサの指の感触が、じわじわと指先へと移動していく! 手の甲で感じていた感触は五つに分かれ、親指から小指までそれぞれの指に分散されていく。
 移動は完了。手の甲の感覚は消え、ボクの指全体が握られてる感じに変わった。シャーペンを通じてナギサの指の力強さが伝わってくる。圧力でボクの指同士をくっつけさせる。

 手の甲でさんざん焦らしてからの指握り! それはまさにご褒美! なんというテクニック! なんという小悪魔!

『フフ。ほら、もっと速くするよ、先生。ほらほらっ、どう? 響くでしょお?』

 ノッてきたナギサ。筆を走らせるスピードが加速する。力任せにボクの指を握り、もはや優しさのかけらもない。強い力でコンコンとリズミカルにボクの指を刺激してくる。
 股間がムクムクと反応する。ふわァァァ! きたァァァ! ピアノ少女の武骨な愛撫に、ボクの股間はついに勃った。

『えー、先生ってばこんなのが好きなのぉ? もう……ほらほらもっとイクよ?』

 ナギサはガシガシとボクの指をこすりあげる。股間はギンギンに反応し、ボクはまた気持ち悪い顔になってしまう。ふと垂れそうな涎に気付いて慌てて吸い上げる。
 ピタリと手を止めるナギサ。そしてクルクルとペン回し。指先に感じる風。ぞくりと腰が浮き玉が縮む。ペンが落ちた先は柔らかいナギサの指の間。今度こそはっきりと感じるナギサの指間。それはポフッとボクを受け止める低反発枕。しわのひだがボクの指を包み込む。
 そしてまた始まるこすりあげ。無遠慮にボクの指をしごきあげるナギサ。

『私、最後の問題の解き方、わかっちゃった。この前先生が教えてくれたアレだったのね。じゃ、一気にイクよぉ!』

 ガシガシ、コンコンとナギサが追い込んでくる。
 ボクの股間がビクンビクン跳ねる。
 生徒たちにバレないよう右手で顔を隠す。
 ボクの目の前でナギサの愛撫が展開される。

(あっ……あっ……ああっっ!)

 ボクの時間が止まった。

  ◆

 次に息を吸い込んだ時には、ボクの手は元通りになっていた。ナギサの指の感触はすっかり消えていた。
 きっかり十五分。それがボクの力。

「えー、まだ出来てない人もいるみたいなので、あと三分あげまーす」
「うぉーラッキー」

 ボクはこの三分を使って股間を下向きに沈めた。

  ◆

 放課後。

「先生、さよならぁ」
「おう、気を付けて帰るんだぞ」
「先生もね」

 そう言って女子生徒はボクの背中をポンと叩くと、逃げるように教室を出て行った。あっという間の出来事。ん? 今のは誰だ? えっと、確か……

「先生っ!」
「お、おお?」

 突然背後から男子生徒に呼ばれた。こ、今度はなんだ?

「先生……持ってるんだろ、能力」
「へっ?」

 急展開にひるむボク。
 男子生徒はボクににじりよると静かに言った。

「それ、俺のだから。返して」


3.椅子

 彼の名前は黒山セイギ。ボクが担任をしているC組の生徒。名前のとおり正義感が強く、ちょっとだけ中二病の入った浮き気味な少年。

「え、えーっと……な、なんのことだか……さ、さあ、帰った帰った」
「とぼけんなよ。わかってんだからな」
「ぐっ……」

 セイギの迫力にたじろぎながら、キョロキョロと辺りを見回す。夕日差し込む教室にはボクとセイギの二人だけ。おそらくセイギがボクを追求するために用意したシチュエーション。

「先生の能力、『触覚』だろ?」
「……ショッカク?」
「授業中に能力使ってただろ?」
「うっ……い、いや……」
「カンニング防止か何かで使ったんだろうけど、そんなことのために能力召喚儀式をしたんじゃないんだよ、俺は!」

 セイギはこぶしを握り怒りをあらわにする。

「く、黒山、ちょっと待て! わかったわかった! 認める! 確かに使った! そのぉ、能力ってやつ?」
「やっぱりね! 本当は俺が獲得するはずだったのに……儀式にミスって飛散しちまって……クソっ!」
「黒山、ゴメン! 先生、話がよく分かってなくて! ……で、能力とか儀式とかってなんなんだ?」
「……ああ……仕方ない、説明するよ」

 セイギは一度深呼吸をした。それから語り始めた。

「あのネデュロス星人がついに地球にきたんだ! 早くアイツを見つけないと地球が滅んでしまう! こうしてる間にもアイツは地球からエネルギーを吸い上げてる! エネルギーを完全に吸い尽くして惑星崩壊まで追いやって、星がカスになったらまた次の星へ移動する! そういうヤツなんだネデュロス星人は! だがアイツの悪行もここまで! 俺たち地球防衛隊が何の対策もしてなかったと思うか? 残念だったな、もう準備は整ってるんだよ!」

 一息つくセイギ。

「へ、へぇ……」

 理解できなかったボク。セイギは続ける。

「一昨日、作戦本部から連絡があってね……どうやらアイツはこの近くに潜んでいるらしくて……だから俺がアイツを仕留める役に抜擢されたんだ……それなのに! ……俺は失敗したんだ……儀式に……アイツを見つけて倒すための能力の召喚儀式に……一昨日、学校の屋上で儀式をしてた時、一瞬夕日が目に入って……散っていったんだ……能力が……あああ……!」

 セイギはがっくりとうな垂れ、そこで話は終わった。

 話の一割も理解できなかったボク。ただ、思い出していた。一昨日、グランドを横切っていた時に空から光の玉が飛んできたことを。ボクは咄嗟に頭を腕で覆った。そして、何かが右手の甲に当たった。

(あ……あの時のアレか……?)

「……だから先生! 能力、返して!」

 セイギは息を吹き返し迫ってきた。
 ボクは諦めることにした。短い夢だったがそれでも十分貴重な経験をさせてもらったし。

「わかった黒山。返すよ。この力はオマエのなんだろ? 地球のためなんだろ? だったら仕方ないな」
「本当、先生!? ああ、先生が悪人でなくてよかったぁ!」
「ま、まぁ教師だしな。……正直言うとそのぉ、カンニング対策とかぁ、ちょうどいい力が手に入ったなって喜んでたんだが……」
「あ、それは大丈夫だよ先生。悔しいけど『触覚』を持ってる先生の方が本体だからね」
「へ?」
「だから、先生が本体なんだって。先生が俺の『嗅覚』の能力を『吸収アブローブ』してその後で俺に『共有シェア』してくれれば……」
「ちょちょ、く、黒山、ちょっと待て!」

 専門用語が多すぎて意味が汲み取れない。えっと、つまり……

「……先生に、能力が残る、ってことか?」
「本体だからね」
「そ、そうか……そうかそうか……そうかそうかっ! アハハっ!」

 ボクは胸を張って喜んだ。

  ◆

「で、どうすればいいんだ? 先生、なんでも協力するぞ」

 能力が残るなら。

「うん。まずは俺の能力『嗅覚』を渡す。俺に触れて『吸収アブローブ』と宣言して」

 差し出されたセイギの手の上にボクの手を重ねる。

「あ、あぶろーぶ」

 その瞬間、ポッと手が光った。そして、

「痛っ! な、なんだぁっ!?」

 何かが鼻にぶつかった。ように感じた。ボクは思わず目を閉じる。だがもう痛みは無くなっていた。……錯覚か?
 おそるおそる目を開けると手の光は消えていた。それで終わり。なんの変化も感じなかった。

「これで『嗅覚』が渡った……続けて宣言して。『共有シェア』と」
「しぇ、しぇあ」

 また手が光った。さっきの痛みを思い出し身を固くして衝撃に備える。が、今度は何もなく手の光はスッと消えた。

「完了。状態確認する……触覚、嗅覚、問題なし……能力統合により『知覚時間』一時間に強化……ん? こ、これはまさか……『知覚移動』? すごい! 短期間でこんなハイスキルを習得してたなんて! 先生天才かよ……そ、そうか……俺は今確信した……このための能力飛散だったんだ……先生に能力が渡る運命だったんだ! うん……これならイケる! 余裕でアイツを倒せる! 残りの能力も早く見つけ出さないと……よしっ! 先生、これからも頼むよ! なんたって先生が本体なんだからな! じゃあ!」

 セイギは晴れやかな顔で教室を出ていった。ボクは呆然とそれを見送った。

  ◆

 深夜、帰宅したボクは考えていた。実感はあまり無いが、どうやらボクの能力は強化されてるっぽい。一つは一日一時間に延びたこと。もう一つは『嗅覚』が使えるようになったこと。

「ニオイ……だよな。普通に考えて」

 匂いを嗅ぐ……それって一番性的興奮が強いヤツじゃないか……想像が膨らみ股間も膨らむ。

「となると、明日はアレしかないな……アレならあんなとこやこんなとこを嗅げるし……それに……ぬふふ……ぬふふふぅ……」

 その夜ボクはなかなか眠れなかった。

  ◆

 翌日、ボクは誰もいない教室に忍び込んだ。生徒たちは音楽室で授業中。もうすぐチャイムが鳴ってここに戻ってくる。

「アユミの……椅子になりたい!」

 右手を座面に置いて強く願う。じわっと指先が反応する。成功だ。
 ボクは教室から出ると理科準備室に移動した。ここならしばらくは誰も来ないので都合がいい。次の時間ボクの担当授業は無い。本当なら職員室で書類整理の仕事が山程あるのだが……心ゆくまでアユミを堪能するには致し方ない。どうせ昼も夜もなく働かなくちゃいけないんだから少しくらい息抜きも必要だ。

「さて、アユミが戻ってくる前に……」

 目の前に両手を広げて強く願う。

「指先から……手のひら……手のひら全体へ……両方の手のひら全体へ!」

 知覚移動。せっかく椅子になるんだ。指先だけではもったいない! 両方の手のひら全体で味わいたい!
 昨日、手の甲から指先に移動させた直接的要因。それは強い意志。そして強い性欲! 少女への愛! ロリコン魂! セイギが正義を志すように、ボクは女子生徒との禁断の接触を志す!
 と、右手に変化が起きた。指先から手のひら全体へと感覚が広がっていく。よしいいぞ……そのままそのまま……左手にもこい……おっ……おお……きたきた……。ほんのりと温かくなる左手。そして、両方の手のひらがアユミの椅子と繋がった。

――ボクは本当に天才なのかもしれない。

  ◆

 アユミは心の優しいおっとりした女子。甘い物が大好きで、そのせいかぽっちゃり、ふっくら、ムチムチした身体つきをしている。キラキラした美少女の魅力は持ってないけど、触ると絶対に気持ちいい肉体の持ち主。教師として絶対ダメだと思いながらも大人の欲情を重ねてしまう。
 特に後ろ姿! ぶりんぶりんと横揺れするおしり! 「せんせぇ、おはよーございますぅー」と幼稚で気の抜けるような挨拶をしておいて、その重厚なおしりをぶりぶり振りながら歩いていくアユミ。見てしまう。つい見てしまう。後ろ姿を目で追ってしまう。あの身体の良さは、同学年の男子どもにはまだ理解できないだろう。

 その時、ガタガタガタと両手が震えた。椅子が引きずられる振動。戻ってきた! アユミが席に戻ってきた!

――ズムっ

 手のひらいっぱいに感じる重さと柔らかさ。アユミのおしり。大きなおしり。全体重を乗せてボクの手をむっちりと押し潰してくる。

「………………」

 絶句。感動で言葉が出てこない。
 生まれて初めて触る年頃の女の子のおしり。眺めることしか許されなかった教え子のおしり。
 少女は今、ボクの手のひらの上に腰を下ろした。なんの疑いもなく、ボクの手のひらの上に座った。

『ええぇー、せんせぇ、なぁにやってるのぉー。せんせぇの手、アユミのおしりで潰れちゃうよぉ』

 そうだなアユミ! 重い! 確かに重いぞ! ずっしりとな! いいかアユミ! お前のおしりは先生がしっかりと支えてやる! だからなぁんにも気にせず、しっかりと授業を受けるんだぞ!

『はぁい。わぁかりましたぁ』

 目を閉じて、手のひらのおしりに集中する。
 直接触れているのは制服のスカート。縦に走るプリーツの折り目。横に走る生地のしわ。尻と太ももの付け根にはパンツのゴム。そしてパンツにすっぽりと包まれたアユミの尻肉! 肉厚の尻肉の奥から突き刺さる硬い坐骨。左右二つの尻肉の間にできた秘密の隙間。アユミの二つの穴へと通じる魅惑の隙間。

「のわぉ、やっわらかぁ」

 最初から勃起全開の股間がビクンと震える。ボクの両手の中、この両手の向こう側に……アユミの下半身……性的部位の集中する少女の下半身がある。

――モゾ

 アユミが動く。ノートを取ってるのか、少し前かがみになる。

「ア、アユミぃ! ま、前! 前が当たってるぞ!」

 指先に感じるプニ感。生地越しに感じるプニ感。おしりとはあきらかに違う種類の柔らかさ。アユミの丘。こんもりと感じるアユミの股間!

「ふわぁあっ! 触ってしまった! ままままま、ま○こにぃ! おおおお、女の子のぉ、ま○こにぃぃ!」

 アユミが体を起こした。両手には再び尻のどっしり感。こまめに姿勢を変えるアユミ。ボクの両手の上でおしりがズリズリと動く。気分は痴漢。女の子のおしりをおもいっきり掴んで大胆に撫で回す痴漢。

『せんせぇ、いつまでアユミのおしり触ってるのぉ。変なのぉ』

 ずっとだ! 時間切れまでずっと触り続けてやる! それになぁ……今日は触るだけじゃないぞ……おしりの……アユミのおしりのニオイを……

「嗅ぐっ!」

 ボクは目を閉じて鼻を突き出した。そして鼻に集中する。アユミの椅子に集中する。座面から鼻を突き出して、アユミのおしりをクンクンと、嗅ぐ。

――むわぁぁ

 はわわわわ……

――むわぁむわぁぁぁん

 ああああアユミのぉぉぉ! おしりぃぃのぉぉぉっ! ニオイぃぃぃっ! 香ばしいぃぃっ! 芳しいぃぃっ! アユミのぉぉニオイがぁぁぁ! ぼぼぼボクのぉぉ鼻にぃぃぃ! 入ってくるぅぅぅっ!

『いやぁーん』

 アユミぃぃ、おしっこクサいぞぉぉぉ!

『うそぉー、ヤダぁもうぉ///』

 はぁぁ……しあわせ。

  ◆

 両手にずしりと重みを感じながら、クンクンと嗅ぐ。制服のニオイ、汗のニオイ、体のニオイ、尿のニオイ。ほんのりと鼻をくすぐる程度だった香りは、時間の経過とともに蒸れて濃くなる。そして、時々ツンっと刺す悪臭! アユミの動き方によってごく稀にオープンする肛門! じっくりとニオイを嗅ぎ続けたモノにだけ与えられる少女からのご褒美!

『いやぁーん』

 夢中。アユミのおしりを掴み撫であげながら心ゆくまでニオイを吸い込む。全身に走るゾクゾク感。狂おしいほどの満足感。行き場のない両足を蠢かしながら、アップアップと口をパクつかせる。
 ああー! アユミのおしりっ! 少女のおしりにぃぃ! 顔をっ! 顔を突っ込んでみたいぃぃっ!

「……顔?」

 ハッとするボク。両手に感じるアユミのケツ圧。コレって……顔に知覚移動すれば……

「……イケるんじゃない……顔面騎乗……」

 両手を見つめ、つばを飲み込む。
 そしてボクは、両手で顔を覆った。

「こいぃぃっ、アユミぃぃ! 先生のぉぉ! 先生の顔にぃぃっ! そのデカいおしりをぉぉっ!」

――むにゅぅんっ

「んぐぅぅっ!?」

 鼻に。頬に。眼に。唇に。
 顔いっぱいにアユミのおしり。
 ボクは今、女の子のおしりを顔で受け止めている。授業中の女子のおしりを顔で支えている。
 ボクの顔面の上を、制服のスカートがケツ圧を掛けてズリズリと這い回る。ずっしりと重く、こすれて痛く、覆い尽くされて息苦しい。それらすべてを含めての幸福! 至福! 天国!

『せんせぇ、こんなのダメだと思いまぁす!』

 突然、ガタガタっと椅子を引いて立ち上がるアユミ。宙に逃げるおしり。溜まりに溜まったおしりのニオイはあえなく霧散。なんというもったいないことを!

「コラッ、アユミ! 戻ってこいっ! 先生はな、担任としてだな、オマエたちの成長を確かめる責任があるんだ! これは仕事なんだ! そのために教師になったんだ! だからイヤらしい気持ちなんて微塵もない! ほらっ、早く、椅子に座りなさいっ!」

 アユミが立った理由は分かっている。本読みの番が回ってきたのだろう。なのですぐに戻ってくる。
 ドキドキしながらその時を待つ。アユミのおしりが落ちてくるのを待つ。ボクの顔面めがけて、アユミのおしりが落ちてくるのを心待ちにする。
 そして、

――ぼふぅっ!

「ぶごぉっ!」

 勢いよくアユミのおしりが落ちてきた。ミシっときしむ頭蓋骨。目の奥にまで食い込んでくる尻肉。鼻の穴も口の穴も塞がれて呼吸ができない。アユミの椅子は毎日こんな仕打ちを受けていたのか……でもボクは……それでもボクは……

「ぐ……ぐるぢっ……ぎ……ぎもぢいぃ……」

 顔を上下左右に動かす。アユミのおしり全域を万遍なく移動する。顔全体で制服尻を堪能する。おしりの底から沸き立つニオイを片っ端から吸い込む。ビリビリ痺れる脳髄。呼吸困難で陶酔。フリーの両手でズボンを降ろす。勃起した生棒を強く握り込む。

『せんせぇ、ダぁメだよぉ!』

 モゾモゾ動くアユミ。強く強くボクの顔に押し付けてくる。窒息と圧死を同時に仕掛けてくる。

「ア……アユミぃのぉ……ま……まんっ……」

 ケツ圧の悦びに耐えながら前へ前へと目指す。フッと巨尻の圧力から抜け出した。おしりと太ももの隙間。鼻先に当たるプニ感。ムレムレに薫り立つアユミの果肉。

「むほぉぉぉっ!」

 プニる。鼻先を動かして柔肉をプニる。スカート越しクロッチ越しに感じるアユミのアソコ。ぷっくりした膨らみの奥、微かに感じる縦割れのライン。割れ目に沿って鼻先を滑らせる。割れ目の感触を丁寧に味わう。
 吸い込む。鼻孔を開いて限界まで吸い込む。汗のニオイ。小便のニオイ。未熟で幼稚な少女のニオイ。大きく吸ってゆっくり吐く……大きく吸ってゆっくり吐く。肺の中身を入れ替える。アユミ臭で入れ替える。取り込んだアユミの股間臭を血液に乗せて全身に運ぶ。

『もぉう、いやぁーんっ』

 顔面騎乗の少女のおしり。
 全身に満ち満ちたアユミのニオイ。
 静かな理科準備室でガシガシとはかどるしごき。
 ブルッと震え、一気に昇天。

「あっ……あがぁっ! ……うっ!」

 ボクは、アユミのおしりの下で、果てた。

  ◆

 最高の1時間は終わり、アユミのおしりは消えた。
 ボクはふわふわした気持ちのまま職員室に戻って自席に着いた。
 目を閉じるとまだ顔に圧迫感を感じるようだ……

「あー、佐々木先生ぇ」

 気持ちの悪いその声にボクは夢から覚めた。

「きょ、教頭っ!」
「佐々木先生ぇ、サボりはよくないですよぉ、んん?」
「うっ……」
「先日の研修のレポートぉ、早く提出してほしいんですけどねぇ? 困るんですよねぇ、んん?」
「ウッ、あっ、ハイ……すぐやります……」
「んん? そうですかぁ? よろしくお願いしますよぉ佐々木先生ぇ。ヌヒヒぃ」

 くそっ……気持ち悪いハゲが。口臭いし。しかも最近臭さが増してきたな……
 あーあ、アユミのニオイの残り香全部ふっとんだ……


4.運動靴

 翌日もボクは椅子になった。その翌日もまた椅子になった。しばらくボクは椅子にハマった。
 どうやらボクは圧迫感フェチだったらしい。最近では布団に顔を押し付けながら寝ている。

 毎日おしりを繰り返しその圧力に馴染んできたボク。
 最近、あるモノに心惹かれ、チラチラと目がいくようになってしまった。

 そして今日。ボクは覚悟を持ってここにやってきた。

 下駄箱。

 おしりを超える圧力。おしりとは違うニオイ。
 そんな新たな刺激を求めて、ボクはスズの運動靴にタッチした。

  ◆

 運動神経抜群、女子バスケ部の副キャプテンを務めるスズ。いつも一所懸命で負けず嫌い。さっぱりした性格のせいか男子からも女子からも好かれる人気者。
 小柄なスズ。体重も軽そうだし運動靴初心者のボクには打ってつけ。だと思う。

 次の授業は体育。スズは教室で体操服に着替えている頃だろう。ボクはいつもの理科準備室でスズが出てくるのを待つ。ウルサイ教頭は出張中だしゆっくり楽しめそうだ。

 と、コトンと両手に反応がきた。スズが降りてきた! スズは下駄箱から運動靴を取り出した。
 靴は玄関にポーンと放り投げ出された。コンクリートの硬い感触。これが人だったらただでは済まないが、運動靴にとってはなんてことないこと。軽く両手を叩かれた程度の衝撃。

「おっ? おおっ?」

 両手の指がグッと開いた。無理矢理こじ開けられた。そして――入ってきた。手の中にスズの足が入ってきた。手のひらいっぱいに広がる綿ソックスの感触。しっとりふかふか。くすぐった気持ちいい。
 トントンとつま先を地面に打ち付けるスズ。足が靴の最奥まで届く。増す密着度。綿ソックスとの密着。

「あっ」

 スズが歩き始めた! 右手、左手、右手、左手……交互に生じる圧力! ギュッ、ギュッと手が交互に踏まれる!

「あっ……あっ……はぁぁっ……」

 スズの全体重が交互にかかる! かかとからつま先へと移動する圧力! ボクの手の中で行進する! ただ女の子が歩いてるだけ……なのに……なんて……気持ちよさっ!

『はぁ? 手を踏まれて喜んでるわけ? 先生って変態?』

 ああ、そうだとも! なんとでも言うがいいさ! 目覚めてしまったものは仕方ないだろ! 先生だってな……先生だってな……教師である前に、ただのオトコなんだよ!

『ただのって。こんな女の子に踏まれて喜ぶのが?』

 ぐっ……クソぉ……嗅いでやるっ! 変態ついでっ、足のニオイを嗅いでやるっ!

――すぅぅぅー

 両手を鼻先に持ってきて思いっきり吸う。

「ふがぁっ!」

 刺激臭。発汗の多い足の裏特有のニオイ。そのニオイがたっぷりと染みついた運動靴の底。スズの歩きに合わせて靴中でむわむわと立ち上る。強い刺激臭におもわずくしゃみが出そうになる。が、ぐっと耐える。堪えてさらにニオイを吸い込む。何度も吸い込んでると鼻が慣れてきた。そうだよな、体育はまだこれからだもんな。キッツいニオイはこれからが本番!

『バ、バカじゃないの!』

 と、スズの歩きが止まった。そして準備体操が始まる。今日は確か長距離走だったか。入念にストレッチをしておかないとな!
 屈伸、前屈、アキレス腱伸ばし、跳躍――ボクの手の中でスズが動く。ああ! 見たい! 見てみたい! 運動靴視点でスズを見上げてみたい! 体操服姿のスズを! 一所懸命な教え子の姿を! 地面から、脚の間の股間を、食い入るように見上げてみたいっ! ……が、今はただ、目をつむって想像するだけ……足の裏のニオイをくゆらせながら、この両手に掛かる複雑な圧力を楽しむだけ!

  ◆

 ストレッチが終わった。

「……ふふ……クサぁ……スズぅ……クサいよぉ……ふふ……スゴいニオイぃ……うふふ……」

 運動による発汗と体温の上昇。そしてここは完全なる密室。逃げ場のニオイが充満し濃度を増す。温められた汗と雑菌のニオイがボクの鼻奥をビリビリ突く。オープンな椅子とは違う、クローズドなニオイのこもり方。ボクが求めていた次世代の香りっ!

「おっ、走り始めたなっ!」

 長距離走の開始。タッ、タッ、タッ、タッ、と、軽快にボクの両手を踏みつける。
 綿ソックスはしっとりと湿り、ふわふわ感はもはやない。小柄な元気っ娘のじめっとした足の裏。さらにニオイを濃くしながらガシガシとボクの手を踏み抜く。

「………………顔っ!」

 両手で顔を覆って知覚移動。

「ごわぁぁぁっ! おごごごぉぉぉぉぉっ!」

 踏まれるっ! 顔が踏まれるっ! 右、左、右、左っ! おしりとは違う、容赦のない踏みつけっ! ゆがむっ! 顔がゆがむっ! 左右交互にゆがむっ! 

『へんっ、たいっ、先っ、生っ! へんっ、たいっ、先っ、生っ!』

 丁寧なリズムで走るスズ。ズシッ、ズシッとボクの顔を踏む。その圧力に最初は驚いたが、しばらくすれば慣れてきた。しっかり奥まで踏み付けられる痛みと、靴底とソックスのダブルクッションの気持ちよさ。痛気持ちいい。
 そして鼻呼吸をすれば甘美で強烈なニオイ! 少女の足裏がかいた汗。ずくずくに湿るソックス。ヌッチュヌッチュと靴の中で醸成されるニオイ菌! 出来立ての生のニオイをおかずにすべく、ズボンの中に手が伸びる。

「ハァ……ハァ……」
『ハァ……ハァ……』

 落ちてきたスズのスピード。上がるボクのスピード。
 緩んできたスズの踏み込み。強まるボクの握り込み。

「ハァ……ハァ……よ、よしっ……やってやるっ! ……やるぞぉぉぉ! ……ち○こっ!」

 知覚移動! 勃起ち○こに知覚移動!

『ウッソぉぉぉっ!?』

 ち○こが踏まれるっ! 先っぽから根本までスズに踏まれるっ! ギュッ! ギュッ! ギュッ! ギュッ! 交互に踏まれるっ! だ、大丈夫っ、玉は潰れていないっ! うっ、うぐぅっ! ちょっ、ちょうどいいっ、刺激だっ! じっ、自分で、こするよりも、なっ、何倍もっ、何倍もっ――

「ぎっ、ぎもぢいいぃぃぃっ!」
『先っ生っ、ホンット、バカぁぁぁっ!』

 ボクは、教え子の足裏で、イった。

  ◆

「ハァハァ……さっ……最高……」

 スズのニオイを嗅ぎながら射精の後始末に取り掛かる。ちなみに知覚移動は腰に移して、スズに足踏みマッサージをしてもらっている。

「うっ」

 鼻奥にツンと香るスズのニオイ。そのニオイは時間とともに濃さを増してきた。ボクは先っぽを拭きながら、スズの強烈な腐敗臭にまたムラムラ感が高まってきた。

「……もう一発……」

 スズのニオイのせいで賢者タイムから抜け出したボクは、再び勃起ち○こを握った。

 結局、三回も抜いてしまった。

  ◆

 夕方。

「起立っ! 礼っ!」

 今日最後の授業が終わった。
 職員室に戻ろうと教材を片付けていたその時――

「先生」
「わっ!」

 いきなり背後から呼ばれた。振り返ると、頬を赤く染めた女子生徒が立っていた。

「先生って……エッチなんだね」
「なっ!?」

 突然のことにフリーズするボク。

「フフフ。さよならぁ」

 そう言って女子生徒は逃げるように教室から出ていった。

「今のは……新崎ヒヨリ……?」

 新崎ヒヨリ。ボクのクラスの女子生徒。おとなしくて消極的な性格でクラスの中でも存在感の薄い子……のはずなんだけど……そういえば最近いつもボクの背後に回ってくるな……それに今の……ボクがエッチってどういう……
 モヤモヤと首をかしげながらボクは職員室に戻った。

  ◆

「ふわぁぁ」

 夜、仕事を終えての帰り道。自転車を走らせながら大あくび。
 と、商店街に入ったところで知った顔を見つけた。

「ん? あれは……豊栄先生?」

 豊栄ナミ。養護教諭、いわゆる保健室の女先生だ。

「あんなとこで何やってんだろ?」

 豊栄先生は老舗料亭の入り口付近に隠れるように立っていた。そして何かメモを取りながらブツブツと呟いていた。

「……じゅるるっ……ふわわわわぁぁぁ、お、美味しいっ! さすが老舗の味ぃ! ……じゅるるっ……」

 だらしなく崩れた顔。緩んだ口元から何度も何度もよだれが垂れる。それを吸い上げてはくちゅくちゅと口の中で味わっている。

 気持ち悪い。不気味。校区で評判の美人先生の姿はここにはない。

「……うへぇっ……おいちっ……うへへぇっ……」
「………………」

 ボクはそっと自転車を発進させた。

「……まあ……いろいろあるよな。うん」

 ボクはそっと記憶から消し去った。

  ◆

 翌朝。
 黒山セイギが慌てた様子で駆け寄ってきた。

「見つけた、先生! 『味覚』の持ち主が分かった! 保健室の豊栄先生だ!」

 ですよね。


5.リコーダー

「失礼しまぁーす」
「はぁいどぉぞぉ」

 保健室の中に入ると、白衣姿の豊栄ナミ先生が座っていた。

「豊栄先生! 『味覚』の能力、返せよ!」
「ちょっ、黒山っ!」

 一緒に着いてきたセイギがボクの前に飛び出してきた。

「んんー、いきなりなぁにぃ? えーとぉ、黒山君、だったかなぁ?」

 意外にも豊栄先生は落ち着いていた。椅子に座ったままにっこりと笑みを浮かべている。同じくセイギに問い詰められた時のボクとは大違い。大人の余裕。

「しらばっくれてもダメだからね。分かってんだよ、豊栄先生が持ってることは」
「んー」

 白衣に手を突っ込み天井を見上げる豊栄先生。セイギの視線を外して思考を巡らせている。そして、ボクの方をちらりと見た。目が合ってドキッとするボク。豊栄先生はボクの様子をうかがっている。目で聞いてくる。『あなたはどう思ってるの?』と。

「え、えーとぉ……昨日商店街で豊栄先生を見かけました」
「………………」

 驚く様子もなくじっとボクを見ている。

「アレ、ですよね。能力使ってあの店の料理を味わってた、とか……」
「そうよ。だってあのお店高いんだもん」
「なっ!? そんなことに能力を使うなんて!」
「落ち着けって黒山!」
「あら。こんな力、他に使い道なんてないでしょ? だって『味覚』よ? 美味しい物の味見以外にどんな使い方があるのかしら?」
「佐々木先生ならそんな使い方しない! もっと学校のためになることに使うはずだ!」
「へぇぇ。学校のためねぇ。ふぅーん」

 豊栄先生は口をゆがめジト目でボクを見た。目が泳ぐボク。

「佐々木先生がどうかは知りませんけど、返す気はありませんからね。今日だって駅前のフレンチに行くって決めてるんだから。あのお店、安月給の私達にはなっかなか行けないのよ。ね、佐々木先生!」
「えっ!? えーっとぉ……まぁ……」
「そんなことは知ったこっちゃない! 地球を守るためだ! 早く、佐々木先生! 『吸収アブローブ』を!」
「えっ!? お、おお、おう」
「絶対イヤよ! それ以上近付いたら大声出すわよ!」
「大人げないぜ、豊栄先生……トォーっ!」
「んぐぅっ!?」
「い、今だっ、佐々木先生っ! ア、『吸収アブローブ』をっ!」
「おおおお、おうっ! ああああ、『吸収アブローブ』っ!」

 セイギに口を塞がれて暴れている豊栄先生の手を握りボクは叫んだ。その瞬間、ポッと手が光り――

「ぎっ!? いぎゃぁぁいぃぃっ!」

 舌を思いっきり引っ張られた。ように感じた。
 突然の痛みに口を押えるボク。とその時、豊栄先生の体が大きく揺れ、セイギにもたれかかるように倒れた。ボクは慌てて駆け寄ると、セイギと二人で豊栄先生をベッドに運んだ。

「黒山、豊栄先生は……」
「大丈夫。ちょっと気を失っただけだから。すぐに目が覚めるよ。それに……目が覚めたら能力に関する記憶は全部消えてる」
「えっ? それはどういう……」
「文字通りの意味さ。能力を『吸収アブローブ』されると記憶も一緒に奪われる。能力を使ったことも、今俺たちと話したことも、能力に関することは全部消える。俺は『防御プロテクト』してるから大丈夫だけどね」
「……そ、そうか」

 ボクたちは豊栄先生をベッドに残し、保健室を出た――

 廊下を歩きながら、ボクは口を開いた。

「なあ、黒山。先生思うんだが」
「なに?」
「先生が黙って『吸収アブローブ』するだけでよかったんじゃないか?」
「………………」

 セイギは黙っていた。
 ボクはこれでも教師なので、セイギが深く反省していることは分かった。

  ◆

 ボクたちは人目に付かないところまで移動すると、豊栄先生から奪った『味覚』の能力をセイギに『共有シェア』した。

「完了。状態確認……触覚、嗅覚、味覚、問題なし……能力統合により『知覚時間』二十四時間に強化……スキル『知覚移動』と……『知覚範囲拡大』! 『発動遅延』! 『知覚強弱』! それに『熱感知』まで! ……先生はやっぱり凄いよ……この調子で残りも見つけるから! これからもよろしく! じゃあ!」

 そう言い残し、セイギは行ってしまった。

  ◆

 数十分後。ボクは空っぽの教室に入った。

「味と聞いて……真っ先に浮かんだんだよなぁ、これが」

 目当ての女子のカバンに手を突っ込み、縦長の袋を探し当てて袋口を開けた。

「サトミのリコーダーっ!」

 じんわりと痺れる両手。そしてその感覚はしっかりと舌先にも感じていた。

  ◆

 度の強いメガネをかけているサトミ。ちょっと要領が悪くて、勉強も運動もいつも及第点ギリギリ。勝ち組と負け組の狭間を毎日一所懸命に生きている女の子。手助けしなくても一人で頑張れる子なんだけど、やっぱり気になってついつい様子をうかがってしまう。焦ってたりドジってたりもするけれど、笑顔のサトミを見るとホッとする。
 そんなサトミを見ていて気付いたことがある。幼いメガネっ娘かと思いきやよく見るとその唇は大人っぽくて妖艶。ぽってりと肉厚で血色もよくて、なんていうか……美味しそう。リコーダーを吹いてる時なんかは特になまめかしくてもう……

「じゅるっ……むふふ……」

 ボクはよだれを吸い上げた。

「おっと、まだ早いな。サトミの音楽の授業は午後からだから、ひとまず……発動遅延!」

 リコーダーの感覚がボクの中から消えた。
 『発動遅延』は豊栄先生から吸収したスキルで、その名の通り知覚の発動を遅らせることができる。豊栄先生が『味覚』の能力で旨いもの巡りするためにどうしても必要なスキルだったのだろう。
 そしてもうひとつのスキル『知覚強弱』。実はこのスキル、地味に欲しかった。というのも、一度能力を発動させてしまうと終了時間が来るまでずっと敏感な状態が続く。自分の意志で能力を中断することができないのだ。この前スズの足裏で三回も抜くことになったのもそのせいで、あのすっぱいニオイをずっと嗅がされてたらそりゃ……。この『知覚強弱』を使えば知覚をミュートできる。本当にこのスキルは欲しかった。たぶん豊栄先生もキツい経験の中でこのスキルにたどり着いたんだろうな……

  ◆

 午後。給食を終えたボクは職員室にいた。
 テストの採点をしているふりをしながらぼそっとつぶやく。

「……知覚再開……」

 再びじんわりと痺れる手と舌。そして感じる……誰かがリコーダーを持っている感覚!

「きたぁぁ! サトミぃぃっ!」

 ボクは小さくガッツポーズをした。

  ◆

 ぺたぺたとボクの手を触るサトミ。リコーダーの穴の塞ぎ方を練習しているようだ。たどたどしい指の動きが気持ちよくて開始数分で勃起してしまった。すぐにでも知覚をち○こに移したかったが職員室でそれはマズいので我慢。

『チュッ』

 きたぁぁ! サトミのキスっ! ボクの唇にキスっ! ぽってりと柔らかい感触っ! ボクの唇をキュッと挟み込むようにふさぐっ!

(あああぁぁぁ……やぁぁぁわぁらかぁぁぁ……)

 サトミはぱくぱくと何度も吹口を咥え直して位置調整する。

(なな……なんというテクニシャンっ!)
『……そんな……テクニシャンだなんて……私……ファーストキス……なのに……』
(おおっ! そうかぁっ! 初めてかっ!)
『……はい……先生が……初めて……です……ペロッ』
(ぬぉふぁっ!)

 唇を舐められたっ! ちょっぴり濡れたっ! サトミの舌の感触っ! なんという……なんという……ぬくもりっ! そう『熱感知』のおかげで今回からぬくもりを感じるのだっ! 人肌のぬくもりが生むこの圧倒的なキス感っ! 愛情と信頼が満たされた時だけに許されるもっとも基本的な粘膜の接触っ!

(ハァハァ……ヤバい……これはヤバいな……ち○こ痛い……)
『……私……よくわかりません……ペロッ』
(うほぉっ……ま、またっ……よ、よし、先生も……レロレロぉぉっ!)

 サトミの舌先に舌先で応える。ほんの舌先だけでペチャペチャと唾液交換。サトミは……ミント味っ! そうかっ! ハミガキしたなっ! 給食後のハミガキだなっ! キス前のエチケットだなっ!

『……はい……』

 ああ……なんていい娘っ! うん、美味しいっ! サトミとのキスは爽やかで温かくて美味しいっ! ああっ、もう焦らさないで、次の……次の段階にぃぃっ!

『……はい。じゃあ吹きますね? スゥ……フゥゥゥゥ』

 うおぉぉぉ! 生温いサトミの息がボクの口の中に入ってくるぅぅ! んんっ? こ、これは……ミントの香りに混ざるこのニオイは……食べ物のニオイか? そうか、給食で食べた物のニオイかっ! サトミの胃の中で消化されつつあるパンや牛乳、そして生姜焼きのニオイかっ!

『……スゥ……フゥゥゥゥ』

 いつも通りに一所懸命なサトミ。リコーダーの穴をぱたぱたと押さえながら、強弱を付けて息を吹く。ボクの手をぱたぱたと愛撫しながら、ほんのりと酸っぱくて生臭い息をボクの口の中に吹き込んでくる。

(……ペチャ……ペチャ……おいひぃ……サトミぃ……キスぅ……)

 舐める。息と一緒に飛び散るサトミの唾を舐める。味わう。人肌のあたたかさ。ほどよい粘り気。一番搾りの少女の唾を口の中いっぱいでテイスティングする。

(……ふわぁぁぁ……サトミの口の中ぁぁ……クサぁぁ……いいニオイぃぃ……)

 サトミの口の中に鼻を丸ごと突っ込む。そしてニオイを嗅ぐ。生臭い洞窟のニオイ。一所懸命にリコーダーを吹けば吹くほどに、酸っぱい胃酸臭が口の中に溜まる。サトミが……いつも清潔にしてるサトミが……こんなにもニオわせてるなんてっ!
 ボクの鼻をはむはむと甘噛みしながら、口臭も気にせずにおもいっきり息を吐くサトミ。なんとすばらしいことかっ! 女子の口の中を直接嗅ぐプレイっ! 彼女がいたってこんなことできないでしょっ!

『フゥゥゥ……フッ! ……ハァハァ……ちょっと休憩』

 サトミが吹くのをやめた。リコーダーの穴を押さえたまま口が離れる。サトミの体温にまで温められた吹口が外気で急速に冷めていく。吹口と連動しているボクの鼻先がすーっと冷たくなる。そして――

(……スンスン……スンスン……ぐはぁっ! クッセェェっ! うはははっ!)

 冷めて乾いたリコーダーの吹口からの異臭。唾が乾くことで発する強烈なニオイ。サトミの唾のニオイの第二形態。ぷーんとボクの鼻をピンポイントで刺激してくる。生々しいニオイのライブに興奮が止まらない。

(……スンスン……クセェ! ……スンスン……ぬはぁ、クセェ!)

 嗅いでしまう。ついつい嗅いでしまう。悪臭寄りのニオイなのに嗅いでしまう。それが少女のニオイだと思うとやめられない。こんな人間味のあるニオイを出せるのかと思うとやめられない。そして――

(……レロレロ……うはぁ、にがっ! ……レロレロ……ふわぁぁ、おいちぃ……)

 冷めた唾をぺろりと舐める。味気ないリコーダーにほんのりと苦みがトッピング。口に入ったサトミの唾がツンと生臭く鼻に抜ける。嗅覚と味覚、セットでサトミを味わう。サトミのクサい部分を味わう。

  ◆

『……なんか…………恥ずかしい…………です……』

 もじもじと指を動かすサトミ。楽譜を見ながら次の準備を整えている。

(ああ……もう我慢できないっ!)

 ボクは席を立つと、勃起したち○こを隠しながらトイレの個室に急いだ。

 ズボンを下ろして便座に座ってボクはイメージする。鼻、唇、舌、そしてち○こ。知覚を適切に配分する。リコーダーになっている自分を最大限に味わうために知覚配分の最適解を探り出す。

『……っ! 先生っ……こ、これって……』
「ああそうだ。ち○こだ。サトミが指で押さえてるそれは、間違いなく先生のち○こだ」
『ええぇぇぇ……そんな……私……リコーダーを上手に吹きたいだけなのに……』
「そうだサトミ。だから先生はこうしてち○こを差し出してるんだ」
『え?』
「リコーダーとち○こは構造的に同じなんだ。亀頭があり、竿があり、先っぽに穴があるだろ? だからな、サトミ。先生のち○こを気持ちよくすることがリコーダー上達の早道なんだ。さあ、吹くんだ! ぱくっと咥えて! 先生のち○こをっ!」
『……はい……私……がんばりますっ! えいっ!』

 チュッとサトミのキス。ち○こにキス。亀頭にキス。女子生徒のキス。授業中のキス。制服少女のキス。

「うはぁぁぁぁぁぁっ!」

 腰の力が抜ける。思わず腰を引いてしまう。それでもキスが追いかけてくる。サトミの唇がボクのち○この先っぽから離れない。ぽってりと柔らかくてあたたかいサトミの唇がボクのち○こから離れない。先っぽにチロチロと唾を塗ってくる。
 サトミは勃起したボクの竿を十本の指でしっかりと押さえると、思いっきり息を吹いてきた。

『フゥゥゥゥっ!』
「なはぁぁぁぁぁぁっ!」

 ビリビリとち○こが震える。音は聴こえないが、ボクのち○こがビリビリと鳴り響く。サトミはぱたぱたと指を動かしながらせわしなく竿を刺激する。先っぽを咥えて、先っぽに息を吹き込んでくる。チン先だけの先っぽフェラ。リコーダーフェラ。

「あぁぁぁぁっ! サトミぃぃぃっ!」

 ボクは便座の上でガクガクと悶えながらサトミのフェラを味わう。熱い。サトミの熱っぽい舌で先っぽが熱い。少女の生臭い息を全力で嗅ぎながらガクガクと腰を振る。固く固く勃起が高まる。サトミはその分厚い唇でボクのチ○コを舐めまわす。
 ボクは唇にも集中する。サトミの唇に唇を合わせる。キス。フェラされながらキス。キスとフェラを同時に堪能っ! 通常では絶対に不可能な組み合わせっ! リコーダーであるボクだからこそなせる業っ! 知覚能力を自由に配分できるボクにしかできない技っ! サトミのぷっくり艶しい唇を上と下でねっとりと味わう。

『フゥゥゥゥっ!』

 サトミの指先に力が入る。ギュギュッと竿が押し込まれる。刺激につられて玉が収縮する。発射に向けて弾が装填されていく。
 便座をきしませながらボクは悶えまくる。サトミの唇にボクの唇をビタッと重ねる。サトミのクサい息を必死になって吸い込む。ニオイを味わう。唾液を味わう。ぬくもりを味わう。粘膜を味わう。ジュワジュワと脳汁が噴き出してくる。

「しゃ……しゃとみぃぃぃっ! ぎぃ……ぎもぢいいぃぃっ! …………ううっ……ぐぅっ!」

 射精。
 亀頭に押し付けられた唇に向かって射精。
 濃厚なキスをしながら幸福感たっぷりの射精。
 鼻奥に突き抜ける生臭いニオイで射精。
 少女のフェラで射精。

『チュッ……チュッ……チュッ……』

 サトミは、ボクの敏感な先っぽに何度も何度もキスをしてきた――

  ◆

 その夜、自宅に帰ったボクはカップラーメンをすすっていた。

「サトミのフェラ……最高だったなぁ……。最高すぎて、あの後眠くて仕事にならなかったなぁ、はは」

 思い出しながらズズズっと麺をすする。
 夕食中にも関わらずムラムラしてきた。一度ムラムラしてきたら、もう抜くことしか考えられなくなる。ち○こを勃起させながら急いで食事を終わらせる。

「リコーダー、オン」

 ゼロにしていた知覚強弱をオンにする。ち○こがビクンと反応する。サトミのリコーダーとまだつながっているち○こ。リコーダーはサトミが持って帰ったはず。今はサトミの自宅にあるはず。サトミの部屋のどこかにあるはず。リコーダー袋に収まっているはず。

「……スンスン……スンスン……」

 微かに香るサトミのニオイ。サトミの唾液のニオイ。つばの乾いたニオイ。サトミのくっさいニオイ。
 リコーダーに残るサトミのニオイを嗅ぎながらボクはち○こを擦る。ニオイでサトミの唇を思い出しながらオナる。ゆっくり、ゆっくりと高まっていく。きゅぅっと玉袋が収縮する。いいズリネタだ。とても官能的だ――

「……ハァハァ……サトミぃ……サトミぃ……ハァハァ……はぅぁっ!?」

 その時、いきなりち○こを握られた。

「サ、サトミかっ!? こ、こんな夜中にリコーダーの練習する気かっ!? ……くはぁっ!」

 ぱくりと先っぽが咥えられた。

『先生? 私、リコーダー上手になりたいって言ったでしょ? だから、頑張りますね。えいっ!』
「ふわあぁぁぁぁ!」

 サトミの激しいフェラが始まった。自宅にいるサトミ、学校の時よりも激しいフェラ。一所懸命に練習するフェラ。周りの友達に遠慮することのないフェラ。努力のサトミの集大成なフェラ。
 ボクはサトミの唇にむしゃぶりつく。サトミの努力にむしゃぶりつく。周りを気にすることなくむしゃぶりつく。
 風呂上がりのいいニオイ。ハミガキのいいニオイ。胃の奥からうっすら薫るカレーのニオイ。

「じゅるるぅぅっ! おぉぉぉおいぢぃぃぃっ! 女子の唇ぅぅぅっおぃじぃぃぃっ!」

 腰を振る。昇天に向かって腰を振る。サトミの……サトミの口の中に……もう一発……もう一発ぅぅっ!

「あ……あっ……あぁぁぁぁっ……さ、サぁトぉミぃぃぃっ! ……うっ!」

 あっという間の出来事。サトミの唇にまた抜かれてしまった。ゆっくり抜いて静かに眠りに就くつもりだったのに――

『ぱくっ』
「あっ……」

 サトミの唇がまたボクのち〇こを咥えた。萎える間すらもらえない。サトミ……一所懸命すぎるよ……

「あ……あ……あぁ……」

 気付いてみればボクはまたち〇こを握っていた。サトミにキスをしていた。サトミの唇を舐めていた。サトミのニオイを嗅いでいた。もうサトミのことしか考えられなくなっていた。サトミの唇をおかずにして、ボクは狂ったようにオナり始めた。

「ああぁぁっ、サトミぃっ! 付き合うぞぉっ! 先生はサトミの練習に最後まで付き合うぞぉっ!」

 サトミはまだまだやめそうにない。長い夜になりそうだ――


6.体操服

 翌日、ボクはげっそりした顔で登校した。

「先生おはようございまぁす」
「……ん……ああ、おはよぉ……」
「先生顔色悪いよ? 大丈夫?」
「……ん? ……ああ、大丈夫大丈夫。ありがとな、はは」

 頭が働かない。最後は水っぽいのが出てたしな……本当に大丈夫かなボク。
 その時――

「先生」
「わっ! し、新崎か。お、おはよう」
「おはようございます。先生……ちょっとエッチすぎるよ。フフ」
「えっ!?」

 笑顔でボクを見上げる新崎ヒヨリ。大胆な指摘の割に、耳まで真っ赤にしている。

「新崎……もしかしてオマエ、能力を……」
「えへへ」

 新崎は照れ臭そうに笑った。と、ボクの袖を引っ張りながら耳元で囁いた。

「私ね……先生のこと、好きだよ」
「はぁっ!?」

 ヒヨリはぴょんとボクから離れた。

「だから先生、もうちょっと待ってね。もう少しで完成しそうなんだ。先生エッチだから、このスキル絶対に喜ぶと思うよ。フフフ」
「新崎、オマエ、何を言って……」
「えへっ。じゃあね先生っ」

 ヒヨリは小さく手を振ると小走りで去った。
 茫然と立ち尽くすボク。昨夜のオナりすぎで頭が着いてこない。ただ――

(先生のこと、好きだよ)

 突然の告白に、胸がときめいていた。

  ◆

 ボーっとした頭のまま一時限目の授業をなんとかかんとかこなしていく。

「……スンスン……ぐほぉっ」

 サトミのリコーダーのニオイに覚醒効果があることを発見したボク。ガム代わりにサトミのニオイを嗜みながら授業を進めていった。

「……スンスン……スンスン……ああ、ついにニオイしなくなったか……」

 さんざんお世話になったサトミのニオイが消えた。二十四時間が経ち、リコーダーの知覚効果が切れた。その頃にはしっかりと目が覚めていたし、性欲もすっかり回復していた。

 リコーダーを失ったボク。圧倒的な喪失感。その禁断症状に耐えられず、ボクはまた空っぽの教室に入っていった。

「……あれは……」

 ボクの目に入ったのは体操服の袋。その席の主は――

「ハルカっ!」

 学年一の巨乳の持ち主。
 ボクは迷うことなく袋に手を突っ込んだ。



<つづく>

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